僕はペンギンだから飛べないよ・・・
ということで、面白い広大生をにインタビューを行い、記事にして紹介する「広大生インタビュー」第四弾!
熱気球パイロット広大生の高橋さんにお話を聞いてきました!
Contents
高橋さんって何者?

よろしくお願いしますー!
ちなみに熱気球の熱気球の操縦免許をもっている人は日本に歴代2200人しかいないんですよ!
特技は体感で風速が測れることです(笑)
UCHOTEN全体の実績としては、昨年度に学生チームとして
日本5大大会のうちの2つ
- 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
- 鈴鹿バルーンフェスティバル
に出場しました!
熱気球の5大大会は出場条件が非常に厳しく、ほぼ全てが社会人チーム。
学生チームで出場できるチームはかなり少ない。
爽やかイケメンパイロットとか要素詰め込みすぎやろ!惚れてまうわ!!
熱気球に大会?

どんなルールなんですか?
気球は大きく分けて3つのパートに分かれています。
- 球皮(暖かい空気をためて浮力を生む)
- バーナー(球皮の中の空気を熱する)
- ゴンドラ(人と燃料を積む)
小学校の理科で習ったように、バーナーで球皮の中の空気を温めることで空に浮くんですよ。
つまり気球は上下の操縦はできるけれど、左右については風を読んで行きたい方向の風に乗るしかないんです。
具体的には定められたターゲットに向かってマーカー(小さな砂袋)を落としてより近くに落としたチームが勝ちになります。
かなり難しいんですが、その分競技性は高いと思います。
熱気球の大会には非常に多くのルールがあり、今回紹介したものは代表的なルールです。詳しくは日本熱気球連盟Webサイトをご参照ください。
熱気球Q&Aのコーナー!

サクサク答えちゃってください!
ただし法律的な縛りで広大からだと600〜700mくらいまでですね。
不思議な感覚なんですけど、自分が周囲の空気と一体になって動くので全く風を感じないんですよ!
この量は4人家族の家庭の1ヶ月分のガス消費量です(笑)
本当かはわからないですが、熱気球のバーナーは家庭用ガスコンロの1000倍の出力があり、これで風呂を沸かすと7秒で沸くらしいです。(先輩談)
熱気球パイロット免許は自動車免許と似てる?

座学の講習会を受けたり、インストラクターの人と一緒にフライトしたりと勉強をして、最終的に筆記試験とフライト試験に合格すれば晴れてパイロットとして認められます!
- 日本気球連盟の会員であること
- 満18歳以上であること
- Pu/t(Pilot under Training:パイロット練習生)講習会を受講すること
- インストラクター同乗による訓練飛行を10回かつ10時間以上行うこと
- インストラクター同乗による対地高度2000ft以上を飛行すること
- インストラクター地上待機による、単独訓練飛行(ソロフライト)を行うこと
- 筆記試験に合格すること
- イグザミナー(試験官)同乗による実技試験に合格すること
試験に向けて操縦スキルを上げるために、社会人の熱気球チームの方々に指導していただくことも多いんです。
一枚の写真に魅せられて熱気球サークルへ。
私はもともと小中高とサッカーをやっていて、大学でもサッカーをやるんだろうな〜と思って入学しました。
入学直後はろくに家も出ず、サークル見学にも全く行っていなかったのに、
入学式でもらったビラの写真には不思議と心を惹かれてしまって、UTHOTENさんだけは見学に行ったんですよ。
「気球から見る景色ってこんなにもすごいのか。」って。
だからその場で自分も熱気球パイロットになろうって決めました。
サッカーひとすじの息子がといきなり「俺は熱気球パイロットになる!」って言い出したら。
気球の魅力は「自然」と「気球人との繋がり」

- 「風や美しい自然をそのまま感じられること」
- 「気球人同士の繋がり」
の二つだと思います。
空を飛ぶ方法って別に気球に乗らなくたって、例えば東京まで飛行機に乗れば空を飛べますよね。でも風を受けることはできない。
一方で、熱気球なら自分の肌身で風や美しい自然を、窓や壁に遮られることなく、直接感じられるんです。
高く飛べば、はるか地平線までが見渡せる、音もなくシンとした世界を。
低く飛べば、木々のざわめきと鳥のさえずりだけが響く世界を。
この独特の感覚は自分が自然の一部になれた気がしてすごく好きなんです。

大会に行けば、懇親会や交流会があって日本中のチームと仲良くなれます。
昨年は京都大学の気球サークルの皆さんと忘年会をしに京都まで行ってきました(笑)
バイロット、同伴するクルー、地上で追いかける車のドライバー、無線で連絡をくれる地上クルー、のように多くの仲間が必要です。
上でも言ったように、他の熱気球チームに指導していただいたりする機会も多くて、本当にたくさんの人のおかげで飛ぶことができます。
実際UTHOTENに入って、日本全国へ何時間もかけて運転して、気球を飛ばして、疲れ果てて寝て、そのあとはみんなで観光に行く、そんな生活がすごく楽しいですよ。
朝フライトをして一汗かいた後の温泉!
— UCHOTEN@広島大学熱気球サークル (@bcuchoten) March 9, 2018
これは格別ですよ〜♨️
露天風呂でフライトの反省をしたり、観光の予定を立てたり…
メンバーには温泉メモをつけている人も!
それくらい全国さまざまな温泉地を回るサークルです。#春から広大 #広島大学熱気球サークル #温泉 pic.twitter.com/3liGewIPAJ
秋田最終日!
— UCHOTEN@広島大学熱気球サークル (@bcuchoten) May 5, 2019
割と主要観光地は回っております。
楽しい遠征でした、、 pic.twitter.com/6pFByHOK9q
今後の目標:楽しく飛ぶことで恩返しを

自分がパイロットになれたのは、UTHOTENの仲間や社会人チームの方々のおかげです。
そんな皆さんにどうやって恩返しをすればいいのかなって考えたんですよ。
社会人になって離れてしまう人も多いんですが、私は社会人になってもずっと気球に関わっていくつもりです。
気球の楽しさは飛ぶことだけじゃない
気球の面白さは飛ぶことだけではありません。
仲間と旅がしたいから、チェイスカーの運転がしたいからという理由で入った先輩もいます。
きっとあなたにもあなたの「楽しさ」が見つかるはずです。
広島大学熱気球サークルB.C.有頂天
B.C.有頂天は熱気球を飛ばしているサークルです。1975年に創立され、今年でなんと44周年を迎えました。日本で初めて熱気球が製作され飛んだのが1969年ですから、とても歴史のあるサークルなんです。普段は大学周辺の西条を、休日には遠征して北海道から佐賀まで全国の空を飛んでいます。新入部員大歓迎!
公式サイト:https://bcuchoten.wixsite.com/bcuchoten
Twitter:@bcuchoten
Instagram:@bcuchoten
熱気球というあまりほとんどの人が馴染みのない世界の話を聞くことができました。
見せてくださる絶景の写真や、高橋さんが語る当時のエピソードにはどれにもすごく魅了されてしまいました。
取材以前にテレビで佐賀バルーンフェスタの様子を見たことがあったのですが、今度からは気球を見る目線が変わりそうです。
これからも「楽しく」日本各地を飛び続けてほしいですね。
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