みなさんこんにちは、徒歩ダー系大学生のてばさきです。
ーしまなみ海道歩き旅をしてみたい人、ヒッチハイクをしてみたい人へー
今までの旅ではたくさんの先人ブロガーさんの記録に助けられてきました。
私も恩返しをするべく、将来の旅人たちのために歩き旅やヒッチハイクのやり方・コツ・装備などを伝えられるように記録していきます。
<前回の記事>
朝。起きる。
足。動かねぇ。
「足動かんわ。今治までヒッチハイクするか。」
しまなみ海道歩き旅はヒッチハイク旅に変更。

ドラッグストアを発見し、スケッチブックとペンを購入。
道の駅で海を眺めながら準備する。

(友人Tはどこでしょう)
場所を移動しつつ「今治」ボードを掲げること15分。
最終的にインター手前の信号で一台の車が止まってくれた。
またもお母さま方二人組だった。
今治にランチを食べに行くところだったそう。
「若い時からこんなんやってたらあんたら将来ビッグになるよ!こんなんしてた私の親戚(注:具体的な間柄は忘れた)はいま宝石商やってる!」
と言われたので、将来宝石商になるわ。
伯方島を抜け、大島を通り、今治駅に到着。

別れ際にめちゃくちゃおいしい品種名付きのミカンとマカダミアナッツのチョコをくださった。
ありがとうございます!
まるでミカンジュースのようにあふれる果汁。
いままで食べたミカンで一番おいしかった。
さすが愛媛。
ミカンを食べながら話す。
「いまからどうする?」
「道後温泉いこうぜ!」
今治から松山市の道後温泉に行くには国道196号線と317号線がある。

そこでその二つの国道の両方にアプローチできる場所がいい。
二つの国道の交差点にあるドコモショップをめざすことにした。
道中も「道後温泉」ボードを掲げて歩いた。
「ここらへんは駅前やし、あんまり長距離いく車いなさそうやなー」
「まあボードあげとったらワンチャンあるかもやって」
ちょうどそのとき、車のなかの若い女性と完璧に目が合った。
その車は伊予銀行の駐車場へ入っていった。
「え?これ停まってくれたんか?」
「分らんけど、これは0.05チャンくらいあるやろ!」
銀行の駐車場まで走った。
お姉さんが車の中でスマホを見ていた。
笑顔でスケッチブックを見せる。
ウインドウが開く。
「どこまで行くの?」
「道後温泉まで行きたいんですよ!」
「んーじゃあ載せましょう!」
車に乗ってから聞いてみたところ、別に乗せるつもりはなかったけどスケッチブックを持って歩いている人がいたから気になって見ていただけだったそう。
お姉さんには広島に住んでいる大学生の息子さんがおり、よくヒッチハイクで全国を回っているらしい。
お姉さんじゃなくてお母さんやん。
とても美人で若々しく、お子さんがいる年齢には思えないほどだった。
ちょうどお昼どきだったので、三人でお昼を食べることに。
今治では有名なうどん屋。
自分は天ぷらうどんを御馳走して頂いた。
Superflyのサインが置いてあった。Superflyは今治出身なんだって。
うどんを食べながら自分や友人Tの大学の話をした。
10分前に会った人と一緒にご飯を食べながら話をしてるって不思議。
道後温泉までの山道をお子さんの部活の話や四国のおいしい料理の話をしながら進んでいった。
「四国人からすると本州は別の国」って話が印象に残っている。
四国の人はあまり本州に行くことがないそうだ。
是非広島にお好み焼きを食べに来てほしい。
数十分もすると道後温泉についた。
感謝の言葉を言って、ここでお母さんとはお別れ。
ありがとうございました。
エステの勉強頑張って下さい!

(道後温泉の定番スポット)
道後温泉には初めて来るので詳しくないが、一番歴史がありそうな温泉に入ることにした。
時代を感じさせる木造の建物。
平日だというのにたくさんの観光客で大盛況だった。
温泉に浸かる。
お風呂すごい。(二回目)
水を温めるだけでなぜこれほど人の心を癒せるのか。(二回目)
友人T「温泉のせいか知らんけど、めっちゃ肌サラサラする!」
確かに肌がしっとりというよりサラサラした。
なんの成分が違うんだろう。
ミカン専門店を見つけた。

みかんビールなるものが気になりすぎて頼んでしまった。

初めはみかんの香り。そして酸味と甘みがきて最後はビールののどごし。
ビールが苦手な人でも楽しめる味だと思う。
友人Tはみかんジェラートを食べていた。
みかんの品種ごとに8種類くらいある。
普通に道後温泉を堪能した。
友人Tは夕方に高速バスに乗り地元に戻る。
自分は日程的にはもう一日の猶予があるものの、足の筋が限界だったので今日中に広島に帰ることにした。
(特に触れていなかったが、ずっと足の筋はやばい状態)
(そして歩くのがめちゃくちゃ遅い)
友人Tとはここでお別れ。
ここまでよく秒速5㎝なやつを介護してくれてありがとう。
自分から「しまなみ海道歩こうぜ!」っていきなり誘ったくせに結局ヒッチハイクしだすやつとここまで来てくれてありがとう。
友人Tはイヤホンを忘れて移動時間暇だといっていたので、感謝の気持ちとして持ってるけど使ってないイヤホンをプレゼントした。
高速バスで使ってください。
自分は松山港から広島の呉港までフェリーに乗ることにした。(ヒッチハイクせんのかーい)
私はフェリーに乗っている時間がとても好きだ。
いずれ記事にしたいと思っている。
せっかくフェリーに乗れる場所にいるなら乗るしかない。

伊予鉄道を乗り継ぎ、松山観光港へ。

(昼間に食べたミカンで爪が黄色い)
松山観光港。

フェリーのチケットは出航時間のすこし前から買えるようになる。
もうひとつ注意点。広島行きのフェリー乗り場へは二階からアクセスする。
はじめこれに気が付かずに焦った。
エスカレーターを上がった先をまっすく進み、後は案内に従えば大丈夫だ。

フェリーで一杯飲んだろ!と港で買った。
実際には疲れすぎていて、この写真を撮ったあとベンチで海をずっと眺めていた。
無心。
二時間半ほどで呉港に到着。

この後JRで最寄り駅まで行き、歩いて帰宅した。
歩くのが遅すぎて普通の3倍の時間がかかった。
これで二日間のしまなみ海道,道後温泉:徒歩旅&ヒッチハイク旅 は終わり。
(電車とフェリーも入ってんじゃねーか)
当初の予定だと完全徒歩で行くつもりだった。だが足の不調に見舞われ予定通りにはいかなかった。
最後まで歩きとおせなかったことは残念に思う。
だが、ヒッチハイクでたくさんの人と出会えたことも、予定を変えて温泉に行ったこともとても楽しかった。
自分は旅行と旅の違いはここにあると思う。
旅行は予定通りにいかないと楽しくない。
旅は予定通りにいかなくても楽しい。
どこかに行くことを旅と書くと「意識高い系じゃんw」と揶揄されることがある。
それでも私は旅と書く。
行程すべてを楽しめるように、状況に応じて行動を変えられるように。
自戒の念を込めている。
ヒッチハイクで見ず知らずの大学生をのせて下さった方々、ありがとうございました。
そして一緒に来てくれた友人T、ありがとう。

次回 ついに京都→東京 東海道徒歩旅編!
しまなみ海道を歩ききれなかった男はいかに14日間歩き通したのか。
<Twitter> 旅の記録や、更新報告とかブログの感想など発信中!
<質問箱> 旅の質問はこちらへ (ヒッチハイクや徒歩旅についてガチアドバイスします)