【8日目】京都から東京 東海道五十三次 歩き旅
静岡県浜松市から、友人の応援、静岡県掛川市へ

<前回の記事>
<初日>
2019年03月04日 午前9時50分 出発
朝のバイキングで貧乏性を発揮し、限界まで食べてきた。満腹。
居心地のよかった宿を出発すると外は若干の雨。
今日の目標地点は静岡県掛川市だ。
道中の袋井市には東海道の中間地点の袋井宿がある。
浜松駅の前にきた。
ここ最近大きな街に来ていなかったので新鮮。

浜松駅前のハトたち。もふもふ。
写真奥側に一羽だけスズメみたいな色のやつが混ざっててかわいい。

本来は青線のように進みたかったのだが、地下道で道を間違えて無駄に時間を使った。

田舎になれていると、都会の人込みでぶつからないようによける能力が低下する。
ぶつかってしまった皆さん申し訳ございません。
無事東海道(国道152号線)に合流。

天竜川(地図右側の川)まで歩く。

特に迂回路もなく歩きやすい道。
ずっと歩きっぱなしで写真が一枚もなかった。

天竜川を渡る県道261号線は歩行者が渡ることができない。
左側に入り、国道一号線の道を進む。

休憩所があった。
東海道にはちょくちょく地域の歴史の案内板とおもに設置されている。
雨で濡れていて座れなかったけど。
左側には壮大な天竜川の風景が広がる。
案内板によると、天竜川は江戸時代には建築用材木の運搬で栄えていた。
また、流量が多いため頻繁に氾濫が多く、この土地を支配する有力者と地域住民は治水に奮闘していた。
作った橋が洪水で壊れたりと手を焼いていたようだ。
天竜川
諏訪湖の唯一の出口である長野県岡谷市の釜口水門を源流とする。長野県上伊那郡辰野町から始まる伊那谷を形成し、一部愛知県をかすめ、静岡県へ抜ける。浜松市天竜区二俣町鹿島で平野部に出、浜松市と磐田市との境を成しつつ遠州灘に注ぐ。流域は急峻な地形のため古くから「暴れ川」「暴れ天竜」として知られ
、多数のダムが存在する。
慶長11年(1607年)、角倉了以が東大寺大仏殿改築に用いる木材の運搬のため、天竜川を浚渫し、信濃国平出(長野県辰野町)から遠江国掛塚(静岡県磐田市)まで通船させて以来、江戸の建築用木材が流域の山林で伐採され、天竜川を筏で下って届けられた。
私はこの徒歩旅をするまで『天竜川』の存在すら知らなかった。
実際に天竜川に来て、案内板を読んでかつての日本人の奮闘を知った。
土地ごとに歴史がある。
そこに住む人たちの努力があって今の日本の姿がある。
当たり前なんだけど、普段意識しないことだと思う。
徒歩旅を通じて学んだことの一つだ。
国道一号線で天竜川を渡る。
現代の土木技術、ありがとうございます。
天竜川を渡るころには雨も上がり、さわやかな景色が広がっていた。

(交通量が多いので、車が写らないように写真をとるのに結構苦労した。)
橋の歩道を歩いていくと、国道一号線と分離し県道413号線に進む。

ここからは数時間のあいだ、県道413号線を進む。

どこで撮ったか覚えてないけど、我ながらいい写真。

気温も上がってきて、梅の花が咲いて春が感じられる季節になってきた。
春のにおいがとても好き。
磐田市を通過する。
岩井IC,三ヶ野ICあたりで磐田バイパスの迂回路がある。
地図上ではわかりにくいので注意が必要だ。

道なりに進んでくると横断歩道があるので、そこを渡り左側の道を進む。

更に進むと再び横断歩道があるが、渡らずに歩道をまっすぐ進む。

交差点に出てくる。
ややこしい部分は終了。

読んでいる皆さんには「説明する必要あった?そんな大したことないじゃん。」と思った方もいると思う。
長々と説明のは、
徒歩旅では道があっているのかわからないときの不安がハンパない
迂回路に関してはたいしたことなく見える箇所でもしっかりと記述している。
単純そうな道でもグーグルマップは歩道の認識が甘いときがあり、
とんでもないロスが生まれることがある。
(いまだに4日目のせいでバイパスやICがトラウマ)
この記事の読者には同じ思いをしないでほしいと思う。
バイパス周辺を抜け、太田川を渡ったあとも相変わらず県道413号線を進む。

そろそろ東海道の中間地点の袋井宿がでてくるころだ。
見落とさないようにしないと。
そこまで頑張ろう!
ついに!
中間地点に到着!!!

Googleマップ 袋井宿の位置 https://goo.gl/maps/wMEHY4BrmKL2
【中間地点到達!】
ついに京都→東京の真ん中に到達しましたー!正直2日目くらいに、絶対むりやろ帰ろかなって悩んでました
めっちゃ長い道のりでも一歩ずつ進めば、ちゃんと進むんだなあって感じてます😂残り半分頑張ろ!#東海道徒歩旅 pic.twitter.com/VxwshTCitr
— てばさき/徒歩ダー系大学生 (@teba_tabi_log) March 4, 2019
いやー結構歩いてきたなあ。
ついに京都と東京の真ん中まで来たんだなあ。
途中何回も「帰ろうかな」って思ったけどよく頑張った。
ここまで来たからには必ず完歩しよう。
中間地点まで来て喜んでいると、友人GからDMが来た。
M「今どこ?飯行こうぜ!」
これはめっちゃアツイ。
友人Gとは、
去年に仙台で出会い、ノリで北海道まで電車旅をした仲だ。
本当に面白い出会いだなと思っている。
ゲストハウス出会い、翌日には「一緒に旅しようぜ!」と声を掛け、一緒に数日間旅をした。
友人Mは無類の酒好きで、バックパックの半分が酒だった。
【4日目前半】京都から東京 東海道五十三次 歩き旅で友人Uと出会ったのは覚えているだろうか。
以前のヒッチハイク旅でたまたまであった知り合った友人Gという大学生がいる。
友人Gとがそのあと一緒に1週間旅した。
友人U(今回の徒歩ダー)と大学の話をしていると、友人Uと友人Gは大学・学年・学部・学科が同じだとわかった。
世間せまっ!
その友人Gが今回ご飯に誘ってくれた彼である。
彼がわざわざ会いに来てくれる。
時間までに掛川市の待ち合わせ場所にたどり着かなければならない。
道のりに話を戻す。
袋井宿を過ぎ、袋井市中心街を抜けたら、国道一号線沿いを進む。

東名高速道路との交差は下をくぐるだけで、迂回路はない。


更に進むと正面の道が侵入禁止になるので、バイパスの下をくぐって迂回する。

バイパス下をくぐった後は道なりに進む。
このまま進むとかなり迂回することになりそうだったため、ガードレールを超えて一号線の下をくぐる。
(自転車も走っていたし自動車専用道路ではないので、一応はセーフだと思う。)

くぐるとすぐに歩道が出てくるので、歩道に沿って歩く。
なんだかんだで友人Gと合流。来来亭へ。

久々の再会に話が弾んだ。
相変わらず毎日楽しそうでなによりだった。
徒歩旅をしていると、十何時間以上も一人で歩き続ける。
正直言うととても寂しい。
無性に誰かと話したくなってくる。
会話だって一日の中で店員さんにありがとうございますと言うくらいしかない。
ひどいときは声が出なくなるくらいだ。
そんな生活のなかで、気の知れた友人と話せるのは本当にうれしかった。
わざわざ自分のことを気にかけてくれて感謝でいっぱいだ。
友人Gと会えて、心にエネルギーが入ったように感じた。
時間は早いもので友人Gの電車の時間が迫ってきた。
また会おうと約束してお別れする。
必ず東京まで行かないと!
まずは今日の寝床へ。
今日は余裕をもって寝られそうだ。
明日からはついに東海道徒歩旅 後半戦だ。
【8日目のまとめ】
【8日目】
8時間30km
静岡県掛川市晴れたり雨だったりの空模様の中、
ついに中間地点の袋井宿に到達
だいぶ来たなあってしみじみ思う残り半分も頑張ろう!
そして今日は!
以前の旅で出会った友人が、静岡まで会いに来てくれました!!!
ただただ嬉しい😂
メンタル回復したわ#東海道徒歩旅 pic.twitter.com/UwFmiIML1A— てばさき/徒歩ダー系大学生 (@teba_tabi_log) March 4, 2019
パン84円
パン340円
お菓子98円
ネカフェ1384円
計1906円
友人Gがラーメンをご馳走してくれたため今日は2000円以内に抑えられた
ご馳走様でした!

<次回> 【9日目】京都から東京 東海道五十三次 歩き旅
感想や徒歩旅の質問をくださるとめっちゃうれしいです!!
<Twitter>
<質問箱>