・乗っている間はどんなことに気をつければいいの?
・ドライバーの人に迷惑をかけないためには?
ヒッチハイクをやってみたいけど、どんなマナーがあるのかわからない!
そんな疑問を解決できる記事になっています。
私は過去に50台以上の車に乗せて頂き、旅の中でたくさんの方とお話してきました。
中には過去にマナーの悪いヒッチハイカーに出会ったことで、ヒッチハイクへのイメージが悪くなってしまった人もいました。
そんな私がヒッチハイクなら必ず守ってほしい”6つのマナー”をまとめました!
他のサイトには書いていない濃密な記事となっています。
”6つのマナー”を守れば、乗る側乗せる側も気持ちのいいヒッチハイク旅にすることができますよ!
マナーを守って楽しくヒッチハイク!!
- 清潔感のある身だしなみにしよう!
- 自己紹介をしよう!
- お金を求めない
- ムリな声掛け交渉はしない
- 乗っていきなり寝ない
- 会話の鉄板ネタを用意しよう!
重要度順に上から並べました!
この6つのマナーは必ず守ってほしいです!
さあ、それぞれについて詳しく勉強していきましょう!
清潔感のある身だしなみにしよう!
重要度:
- 服は汚れていないか?
- 顔(髪型やヒゲ)は清潔感か?
- ニオイが臭くないか?
これは経験上一番強く感じました。
ドライバーさんになぜ乗せてくれたんですか?と尋ねると、高確率で「見た目がきれいだし、笑顔だったから。」と答えてられました。
ヒッチハイカーを乗せるか載せないかは、 車のなかからのぱっと見の印象で決まります。
もしあなたがドライバーだとして、服は泥だらけ、無精ひげが生えていて髪はボサボサ、そんな人を乗せたいと思いませんよね。
それを回避するための、私のオススメの服装はスポーツウェアです。
スポーツウェアをきっちりと着こなせば、さわやかな印象を与えることができます。
普通の服に比べて、汚れが目立ちにくく、軽くて、天候や気温にも対応しやすいので便利です。
そして、顔の清潔感のチェックも怠ってはいけません。
いざ止まってくれても、清潔感が無いと目的地などの話をしている間に幻滅されてしまう可能性があります。
面倒でも必ず毎日顔を洗って、ヒゲを剃るようにしましょう。髪型は帽子をかぶるようにしておくとラクですね。
最後に、車に乗せてもらってからはニオイに注意して下さい。
マナーの悪いヒッチハイカーにありがちなのが、
- 野宿旅で何日もお風呂に入っていない
- 同じ服をずっと着ている
- 自分のニオイに気が付いていない
自分のニオイには気が付きにくいです。ましてやドライバーの方もあなたのニオイが臭いなんて言いにくいので、臭くなる前に対策してくださいね。
4W1Hを押さえて自己紹介する!
重要度:
ヒッチハイカーを乗せるのは、ドライバーのに方だって危険が伴います。
直接交渉をするとき、止まって下さったとき、乗せてもらった後はしっかりと自己紹介を行うことで私は安全な人ですよ!とアピールできるようにするとよいです。
特に伝えておくべきことは4W1Hです!
- Who?(名前、○○大学の何年生です!など)
- Why?(なぜ自分はヒッチハイクをやっているのか?)
- Where?(どこから出発してどこに向かっているのか?)
- When?(いつからやっているのか?)
- How?(どうやってここまで来たのか?)
これらのポイントを押さえて話せば、ドライバーの方の疑問の大半は解消されます。
目安としては1分以内に説明できるようにしておくといいですね。
例えば止まって下さったドライバーの方とお話をするときでは、
面白い体験がしたくてヒッチハイクでここまで来ました!
3日前に広島を出発して、東京を目指してます!
○○サービスエリアまで行きたいですけど、乗せて頂けませんか?
すべてを一度に詳しく話す必要はなく、具体的な内容は自然な会話の中で説明していくことが多いです。
お金を求めない
重要度:
マナーの悪いヒッチハイカーとのトラブルで多いのが、金銭トラブルです。
降りるとき「旅費のためにお金をください」と要求することですね。
ヒッチハイク旅をしていると、パンやジュースを差し入れして頂いたりご飯をごちそうして頂いたり、時にはお金を頂くこともあります。
それに慣れてしまうと、奢ってもらって当然だ!と思う心が出てきます。
そしてご飯やお金をくれるのも、あなたに頑張ってほしいと思うからこそです。
そのご厚意に付け込むようなことは考えるべきではありません。
・・・なんて正論だけで終わらせてしまってもよいのですが、もう少しリアルな心情を書きたいと思います。
正直にいって、私も「奢ってもらって当然だ!」と思うときがありました。
- だって俺頑張ってるし…
- お金もきついし…
「奢ってもらって当然だ!」「奢ってくれないの?」と思ってしまうのは仕方がないです。
心に絶対に思わないようにしろ、というのは不可能です。
青いゾウを決して想像しないでください!というのと同じように。
ですから、思ってはしまっても、口には出さないようにしましょう。
ヒッチハイクというアクティビティ自体が他人の援助によって成り立っています。
もし相手の方から「これを持っていきなさい」と申し出があれば、変な遠慮をせずにお礼を言って最大限の感謝と笑顔で受け取ればいいと思います。
ムリな声掛け交渉はしない
重要度:
主流なヒッチハイクの方法は大きく分けると二つです。
- スケッチブックを掲げる
- 直接交渉
直接交渉をやるべきか?...これはヒッチハイカーの間でも意見が分かれるところです。
相手を待つより、自分から売り込む方が乗せてもらいやすい。
迷惑に思う人がいる。
私は「ヒッチハイクに興味を示している人」にしか交渉しないようにしていました。
スケッチブックを掲げていて、向こうから話しかけてくれた人や自分のことをしばらく見てくれている人に、自己紹介&交渉をする感じですね。
ヒッチハイクのやり方を解説する他ブログの記事を読んできましたが、中には「駐車している車の窓をノックして、かたっぱしから声を掛けよう!」と紹介している記事がありました。
そのような直接交渉の仕方はあまりしない方が良いと思います。
もしかしたら、ノックされたドライバーの方は急いでいるかもしれません。長時間の運転で疲れて休憩中だったかもしれません。
ヒッチハイカーのことが嫌いというネット上の意見では、こっちは興味ないのに話しかけてくるから嫌いだという話をよく目にします。
ですので、ムリな直接交渉をせず興味を示してくれた人に話すほうが安全です。
乗っていきなり寝ない
重要度:
丸一日外でヒッチハイクをやっていると、疲れがたまっていて気が付いたら寝ている、、、となりがちです。
自己紹介や一通りの話が終わるとドライバーの方から「疲れてたら寝ても大丈夫だよ!」と言って下さることが多いです。
本当にどうしても眠くて仕方ない場合は、寝てしまうこともあります。
ですが、さすがに乗っていきなり寝られるとドライバーの方は困ってしまいます。
絶対に寝るな!!とは言いません。
せっかくの一期一会の出会いなので、なるべく寝ることなく会話を楽しみましょうね!
会話の鉄板ネタを用意しよう!
重要度:
ヒッチハイカーは乗せてもらう代わりに、話し相手になることで楽しい時間を提供します。
つまり、いかに面白い話ができるかによってお互いの満足度は決まってきます。
大体の場合、ドライバーの方からどんどん質問してきてくださるので、しっかり答えられれば大丈夫です。
しかし、時には会話に困ってしまうことも。
そんなときに話慣れた鉄板ネタがあると、めちゃくちゃ便利です!
どんな話でも構いませんが、「今までに乗せてくれたドライバーの方の話」はウケやすいです。
私は人生初ヒッチハイクで乗せてくださったおばさんの「工学部に通っていた息子が突然スリランカで出家した話」を一番の定番ネタで使っていました。
コレはウケる!という鉄板ネタを用意して、楽しい会話を提供できるようにしましょう!
最後に:ヒッチハイカーのイメージを高めよう!
ここまでで6つのマナーを紹介しました。これらを意識して守れば初めてのヒッチハイクでも大丈夫です!!
もう一度確認しておきましょうね。
- 清潔感のある身だしなみにしよう!
- 自己紹介をしよう!
- お金を求めない
- ムリな声掛け交渉はしない
- 乗っていきなり寝ない
- 会話の鉄板ネタを用意しよう!
私の経験では、6~7割くらいのドライバーの方がヒッチハイクしてる人を乗せるのは初めてでした。
あなたがマナーを守り素敵な時間を提供できれば、
またヒッチハイカーを見かけたら乗せてあげよう!
となるでしょうし、もしかしたら家族や友人に「ヒッチハイカーを乗っけたんだけど楽しかったよ!」と話してくれるかもしれません。
一方で態度が悪いヒッチハイカーと出会ったドライバーの方は、
と思うでしょう。
スケールの大きな話になってしまいますが、世間のヒッチハイクへのイメージはそれぞれの行動にかかっています。